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本当にお客様に喜んで頂ける料理とは・・ 私共の宿では、広島の瀬戸内の温暖な気候と、自然豊かな土地で育った食材を中心に、その食材を生かした一番美味し い調理方法でお客様に料理を味わって頂きたいと考えております。 始めまして、錦水館総料理長の岡垣内です。 錦水館の調理場を任されて14年。 若い時期は、関西 神戸・大阪で修行しておりまして、縁あって、世界文化遺産の宮島という素晴しい場所で包丁を振るう ことが出来ることに喜びを感じております。 今考えるとお恥ずかしい話になりますが、私は、宿にお起こしになるお客様に、関西で教わった技と味を提供しておりました。 それは、自分が培った技でお客様に喜んで頂きたいと考えていたからです。 でも、それは違っていました。 広島という土地は、食文化も違いますし、食材の本当の美味しい時期、味付けも違います。 わざわざ遠方からお越しになるお客様に、広島ではない料理を提供する事は違うと感じたからです。 それから私は、広島という独自の食文化を探求する事に時間を割きました。 広島は全国でも有数の米処でもあり、当館では県北の契約農家から仕入れております桑田米や、瀬戸内海の温暖な気候で 育った倉橋産の甘いトマト、日本一の馬鈴薯と言われる赤崎馬鈴薯、澄み切った太田川のしじみなど、美味しい名産が沢山 ございます。 実際に、農家や醤油蔵に足を運びました。 たとえば、醤油一つにしても、白身の魚には酸味の利いた “すだち醤油”や、コクのある“きじ醤油”など、調味料にも気を配る ようになりました。 こんな食材を使って、味付けはこうしたら、より美味しくなるのではないか。 料理に対して考えるようになったのは、ご宿泊のお客様からの声でした。 「美味しかったよ」「また食べにくるよ」と、お声を頂けたからです。料理人にとって、何よりも嬉しい言葉でした。 お客様に喜んで頂ける“錦水館流の料理”をこれからも提案したい。 それが私の使命と考えております。 お客様にお出しする料理は、どんなに忙しくても、必ず、社長と営業に関する部署に試食して頂いてから、納得のいくものを提供し ております。 あれから10年、私は、50半ばを過ぎましたが、料理に対する想いは衰える事はありませんし、現状で満足する事もございません。 ぜひ、当館にご来館頂きましたら、お客様の厳しい目と舌で評価頂けたらと思います。 食を通して、広島の旬を感じて頂けたら幸いでございます。
![]() 岡垣内 泉 (おかがきうち いずみ)
古式包丁道の師範の資格を持っており、茶懐石の勉強も行っている。 美味しい地産の食材、調味料など、食材の探求にも熱心。 「これ、うまいね」が口癖の心の熱い料理人。 |
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